週話§日曜些事~ツール・ド・フランス~

7月2日に始まったツール・ド・フランス2016も、最終日の第21ステ
ージを迎えた。今日はパリ・シャンゼリゼの周回コースをフィニッシ
ュとする“凱旋レース”である。

ツールの“中継”を見始めたのは、ベルナール・イノーが5回目の総
合優勝を果たした1985年だったが、切れ切れに眺めつつ30年が過ぎて
いたことに今さらながら気がついた。

それで、ずうっとダイジェスト放送の類でお茶を濁してきたのだが、
今年はとうとう有料衛星チャンネルと契約をして、初日から生中継を
見続けてきたのだ。

スタートからゴールまでおよそ数時間のすべてを見るわけではない。
二百kmのレースの中では様々な駆け引きが行われる。単独で、あるい
は数人で先行して逃げを打つが、徐々に集団に吸収されてしまう……
それを繰り返しつつ、勝負は最後数キロあたりから始まるスプリント
勝負で、日本時間の0時過ぎからが、まさにその佳境なのである。

二百キロも走った後、よくもそんな体力が残っているものだと感心す
るが、特にスプリントを得意とするレーサーが必ず参戦してはデッド
ヒートを繰り広げるのだ。

でまあ、そんなレースの中継をのんびりと眺めるわけだが、飽きずに
見続けられたのは、フランスのバリエーションに富んだ風景だった。
農業国フランスの豊富な農耕地や酪農地域、古城などの歴史的建造物
と中世の街並み、ピレネーやアルプスの山岳地帯……そしてエスプリ
溢れるパリ市内の周回レースと、気がつけば夜更かしていたのもむべ
なるかな3週間なのだった。

これはもう来年も契約することは間違いなさそうである。

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