現話§既にして死語とな~キザ~

男がピカピカのキザでいられた~♪

阿久悠が作詞して沢田研二が歌った『カサブランカ・ダンディ』の中
の一節である。

この歌あたりを最後に“キザ”という言葉が死語になってしまったよ
うに思うのだがどんなもんでしょうね。

キザは漢字で書くなら“気障”となって、気に障る態度を取る輩とい
うことになるのだろう。キザを気取る人間には、自分が他人様の気に
障る態度をとっているなどと、そんな自覚などあるはずもなく、いわ
ば無意識の天然ということなのだろう。

それで“キザ”は死語になったようだが、キザを気取る人間が絶滅し
たかといえば、そんなことはないわけである。例えば、たまたま電車
に乗り合わせたグループの中にあって、妙に浮いてしまっているよう
な話しっぷりの人間が交じっていたりする。

本人が自覚してのことかどうか、要するに“寒い”発言や態度を取り
続けているのだ。

キザという言葉を否定的なものとして受け留めるのであっても、寒い
態度=キザな態度であるものかとは思うのだけれど、キザという言葉
が使われなくなって以降、同類となる表現が見つかっていないような
気がしている。

『カサブランカ・ダンディ』の中の“キザ”も、いっそのことここま
で徹するのだったら御立派だと、そういう意味ではないだろうか。

死語シリーズ……とりあえず始めてみることにしてみたが、はてさて
続けられるかな。

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