断話§仕事を辞めた~半年足らずだった~

4月から始めた週2日の仕事だが8月一杯で辞めると先方に伝えた。

最大の理由は、高校時代の友人で仕事に誘ってくれた病院の副院長の
急死だった……これは自分にとっては大きなショックだった。

がんが検査入院で発覚し、自分の病院への転院から、亡くなるまでの
2か月ほどの間に、仕事の打ち合わせで顔を合わせるのは辛かった。
もちろんそんなことはおくびにも出さずにふるまってはいたけれど、
彼の無念な心中を慮ると何ともな気分になったのである。

1か月から2か月のうちに“間違いなく死ぬ”という人間の気持ちが
どんなものであるか……それはあまりにも辛く痛ましい。

彼の場合は、自分自身の中に大きなモチベーションが存在していて、
実にエネルギッシュに仕事をこなしていたのだ。そんな現役バリバリ
と定年退職後の我が身とは比較する対象などでなく、微妙な温度差が
あることを痛感した。

彼と仕事をするということでお世話になったわけで、そういう意味で
大きなモチベーションも失われてしまったのだ。

彼が死んだからといって、仕事を続けることに別段の支障もなかった
のだが、ふと先々を考えた時に、自分の中で何を優先させるべきかを
考えたのである。

そして優先させるのは“自分の時間”だという結論が導き出された。
それで、このまま“完全リタイア”となってしまう可能性が濃厚だ。
現時点で、仕事を探そうという心づもりもない。

心づもりでは65歳くらいまで、だからあと3年ほど仕事をしてからと
思っていたのだが、自分自身の人生の残り時間を考えた選択である。

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