週話§日曜片々~浅草歌舞伎へ~

今日は朝から若手が演じる浅草歌舞伎を観に行ってくる。

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気がつけば大看板が亡くなったり高齢化が進んで、若手に多くを勉強
してもらわねばならないような状況になっていた。例えば、浅草歌舞
伎から花形を卒業しつつある、染五郎や猿之助、勘九郎のような世代
の次を担う連中の踏ん張りどころでもある。

という待ったなしで、何と『傾城反魂香』の浮世又平を今は亡き三津
五郎の息子である巳之助が演じるのだ。歌舞伎を始めるのが遅かった
巳之助で、おまけに父がなくなってしまった……そんな中で、少しず
つ自分の位置を見つけつつあるように思えるのだ。

それは、いわゆるキャラクター的な役回りではないかと想像できる。
例えば、去年の浅草で演じた『毛抜』の粂寺弾正がそうだったのだが
ややデフォルメ気味とも感じられはするが、それを何とかしようとい
う巳之助なりの工夫とか思いのようなものが見て取れる。

そうやって一か月の興行をこなしていくことで、自分なりに得るもの
が見えてきてくれればいいがなあと、成長の跡を見るべく浅草に赴く
のだ。

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