開話§稀勢の里が横綱昇進へ

大相撲初場所で14勝1敗の星勘定で初優勝を飾った大関稀勢の里が、
ようやっと遅咲きの花を咲かせ、19年ぶりの“日本人横綱”の誕生と
なった。

早くから横綱の器と言われ続けてきたにも関わらず、何というか……
詰めの甘い相撲を取り続けてきた結果、大関在位32場所を経ての横綱
昇進である。

本来であれば、2場所連続優勝が横綱昇進の条件であるところを、初
優勝で、しかも後半に2横綱と1大関が休場して取組がなかった、低
めハードルでの優勝1回だが、大相撲協会は前年が年間最多勝を挙げ
ているとか、15年間で休場が1日(実質不戦敗だが)しかないという、
あれやこれやと下駄を履かせての甘めな昇進ということなのは、少々
以上に不満なのだ。

個人的には、もう一場所様子を見てもいいのではないかと思うが、こ
んなあたりが大相撲の世界のどんぶり勘定みたいなもので、とりあえ
ず昇進させちまえという空気は見え見えである。

というわけで、大阪で行われる三月場所は白鵬、日馬富士、鶴竜に稀
勢の里と4横綱に対して、琴奨菊が2場所連続負け越して大関陥落な
ので2大関と、頭でっかちで座りの悪い番付構成になってしまった。

バランスとしては“2横綱、4大関”といったあたりがちょうどいい
と思っていて、まあいずれはそんなあたりに落ち着いてくれるだろう
が、横綱土俵入りを一日4回というのも、お腹一杯感がなあと思って
いるのである。

一点、付け加えておくが、20年近くも日本出身横綱は誕生しなかった
ものの、その間を支えているのはモンゴルをはじめとする、多くの外
国人力士の力が大きいことを忘れてはならない。

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