悼話§S・スクロヴァチェフスキさん(指揮者)

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキの実演を聴いたのは一度だけ。
1996年2月のN響定期。

前半に演奏されたプロコフィエフのロミオとジュリエット組曲は間に
合わず、後半のストラヴィンスキー『春の祭典』一曲だけを聴いた。

ずいぶん音の分離が見通しのいい演奏で、よく言えば凝縮された、逆
の意味では楽譜からはみ出るところの少ない、昨今の色彩感あふれる
ハルサイの実演と比べたら、個人的には物足りなく素っ気ない音楽と
聴こえたのである。

それがスクロヴァチェフスキの芸風と知ったのは、後になってのこと
だったが、もう少し別の音楽も聴けば印象は変わったかもしれない。
享年九十三

合掌

《追悼のトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック