郷話§ふるさと納税の本末転倒

何となく地味に制度がスタートした“ふるさと納税”が、本来の趣旨
から外れて変な方向に向かっていたようだ。

牛肉やらノートパソコンやら、高価ではと思われる返礼品を目当てに
“納税”する輩が続出した結果、本来納税されるはずの自治体が税収
不足に陥ってしまっているというのである。

本来の趣旨はと言えば、自分が生まれた自治体への恩返し、あるいは
遠い地からの応援のようなものだったはずなのに、返礼品が横行した
ことで、そんな趣旨が雲散霧消したような気がしないでもない。

それがいかに優れたアイデアの産物だったとしても、何かの拍子にま
ったくの思惑違いが起きてしまうということがあって、今回のそれは
まさに思惑違いというものだろう。

多くの自治体が税収不足で苦労しているところに、ふるさと納税によ
って、入るべき税金が入らなくなってしまっては元も子もないではな
いか。

どうやら、見直しのようなものが行われるような風向きになってきて
いるようだが、要は返礼品など出すことなぞせずに、寄付行為による
税額控除だけにしておけばよかったのではと思うのである。

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