歳話§初めての定年[43]39年が経っていた

[承前]

先週の月曜日は、1978年に入社して39年という日だった。本来であれ
ば4月1日入社となるところを、土曜日だったので、我々の入社日は
1978年4月3日だったのである。

そして、およそ40年近い年月を一つの会社で過ごせたというのは、マ
ンネリだったこともあったはずだが、幸運だったと思うしかない。

37年半の会社生活がどうであったのか……どんどん記憶の彼方へ消え
去ってしまっているようで、さっぱり思い出すことができなくなって
きている。

“編集者”として仕事をしたセクションは8つ。長いところで10年と
いうのが2つあるが、中には半年ほどで異動となったこともあった。

新入社員として配属されて以来、どの部署に異動させられた時も、自
分に務まるだろうかと、常に自信がないままにあちこちを彷徨ってい
たのだ。

常につきまとった自信のなさは、何というか自分に確信を持てるよう
な根拠がなかったことに由来しているようで、これは学校に通ってい
た頃からも連綿と繋がっている状況なのである。

それはたぶん、極度に失敗を怖がるような節があって、多分に及び腰
で仕事に臨んでいたことからも理解できるだろう。こうして37年半の
宮仕えを終えた今は、何とも安寧な気持ちで日々を送っているのだ。
                            [続く]

《定年のトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック