文話§手紙を書くことがなくなったが

インターネットのE-mailは頻繁にやり取りしているが、郵便で私信の
やり取りというと、これはもう年賀状の時くらいのものでしかない。

それでも日本語の手紙ではなく、英語の手紙を書くことがある。相手
は旅先で知り合った80歳を超えるドイツ人女性で、建築設計の仕事を
していたが、年齢的にはパソコンを使うことがなかったようで、ネッ
トを使ったやり取りはできず、もっぱら郵便でということになった。

ドイツ語ではなく英語でというのは助かるが、E-mailの少しばかり砕
けたやり取りとは違って、手紙の書式に気を遣うことになるし、そう
なると慎重に書き進めるから、返事を書いて投函するまでには時間を
要するのである。

多分にグズなところもあり、彼女から手紙が届き、それに対する返信
を書きまとめて投函するまでに2週間かかった。もちろん自分の英語
力の拙さも大きな比率を占めているが、少なからぬ経験の中で、少し
でも曖昧な表現を使うと、相手は理解し感じ取ってくれないことがわ
かってきたので、多少くどくなっても具体的に事項を伝えることを心
がけるようにしているのだ。

というわけで、日本語で手紙を書くのだって面倒で手間がかかるのに
異国の言葉で意思を伝えようとする難しさをしみじみ痛感している。

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