顧話§今日の歴史~ニーベルングの指環~

1869年9月22日、ワーグナーの『ラインの黄金』が初演される。

オペラ繋がりのエントリーが連続して恐縮。

広げた大風呂敷を、結果的にさらに巨大な形として作り上げてしまっ
た、そんな代表的なものがワーグナーの『ニーベルングの指環』四部
作であろう。

最初は『ジークフリートの死』というオペラを作るつもりが、枝葉を
広げていき、あれこれの経緯も説明せねばと作ったのが『ラインの黄
金』のようである。ワーグナーは四部作の初演をバイロイトで行いた
いと考えていたが、パトロンであるルードヴィヒ二世の強い意向でラ
インの黄金とワルキューレはミュンヘンの宮廷♪劇場で初演された。

これだけは休憩なしの2時間半一本勝負なのはどういう創作動機によ
るものなのだろうか。バイロイトでも、これと『さまよえるオランダ
人』の2作は開演が18時で、おおよそ20時半には終わるので、終演後
に軽く食事するのもできる。

なお、二期会が若杉弘の指揮、内垣啓一の演出で日本初演を行ったの
は、ミュンヘンの初演からちょうど百年後……1969年のことだった。

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