再話§エベーヌ弦楽四重奏団もう一丁!

10月7日に聴いた白寿ホールのエベーヌがよかったので、小金井宮地
楽器ホールで行われた最終公演に行ってきた。プログラムは以下のよ
うなもので、クラシックとジャズの組み合わせは以前も聴いている。

モーツァルト:弦楽四重奏曲 第15番 d-moll Kv.421
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 f-moll Op.95『セリオーソ』

**********************休憩**********************

ウェイン・ショーター:フットプリンツ
エルメート・パスコアール:ベベ
マイルス・デイヴィス:マイルストーン
セロニアス・モンク:ラウンド・ミッドナイト
エロル・ガーナー:ミスティ
チャールズ・ミンガス:フォーバス知事の寓話
ブラッド・メルドー:報われぬ思い
ウェイン・ショーター:アナ・マリア
エデン・アーベ:ネイチャーボーイ

[アンコール]
アストル・ピアソラ:リベルタンゴ

モーツァルトのニ短調四重奏曲は、もう40年も聴いている曲である。
一番に聴き慣れている演奏はアマデウス・クァルテットの録音だが、
彼らの少しばかり泥臭く感じる演奏に比べると、遅めのテンポながら
ある種の洗練を感じてしまう……半世紀を隔てると、かくも異なる様
相の音楽になるのか。それにしてもエベーヌの表現の引き出しの多様
なこと。

2曲目のセリオーソは、5日のドビュッシー弦楽四重奏団でも聴いて
いて思わぬ比較となったが、がっちりとした構築感のドビュッシーに
対して、どろどろした情念を表出してくるエベーヌと甲乙つけられる
ものではなかった。

後半は一昨年聴いたのと同じジャズの編曲コーナー。融通無碍で自在
な音楽作りは、クラシックとジャズという違ったジャンルであること
を忘れさせるもので、それはアンコールに演奏されたピアソラのリベ
ルタンゴも同じだと言っているように感じたのである。

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