継話§橘始黄~七十二候~小雪

小雪の末候“橘始黄(たちばなはじめてきばむ)”である。

昔からの地主と思しき、立派な門構えの古いお宅が何軒か近くにあっ
て、お約束のように柿の木が育っている。

甘い柿か渋柿かはわからないが、鮮やかなオレンジ色の柿の実が鳥に
喰われることもなく枝に残っている。その上には真っ青な冬空が広が
り……昔から大好きな冬の景色なのだ。オレンジ色というか、朱色と
青色の対比は言いようもなく美しい。

その時、柿の実が何十個であろうが、たった一つが枝にぶら下がって
いようが、それぞれの風情を楽しめるのである。

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