週話§土曜諸相~保育園の頃の夢~

保育園年長組のクリスマス会の時だったかと記憶しているが、担任の
先生から「〇△ちゃんは、大きくなったら何になりたいの」と聞かれ
て、何も考えることなく適当かついい加減だった我が身の答えが……

新聞記者になりたい!

……というものだったが、言うまでもな当然のことながら、その当時
新聞など読んでいるはずもなければ、新聞記者という存在がどんなも
のかすらわかっているはずもなかったのに、何と無責任な出まかせを
口走っていたのかと、思い返しても不可解としか言いようがない。

常識的に考えるなら、おまわりさんとかお医者さん、電車の運転士と
いったあたりが定番であるはずで、もちろん他の同級生たちはそんな
常識的な答えを発していたのにである。

ところがところが、あーら不思議! そんな答えをしてから20年足ら
ずで、新聞記者ではなかったが、出版社で編集に携わるようになると
は、6歳の自分は予言者だったのかと、今さらながら我が身の行く末
が見えていたのかと――微妙に違う――感嘆してしまう。

あの時、その場にいて“ませガキ”の戯言を聞き流したに決まってい
る人たちが、このことを知ったらどう思うのだろうかと……あれから
間もなく60年が経とうとしている。

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