顧話§今日の歴史~酒は呑め呑め~

1919年1月16日、禁酒法がアメリカ議会を通過。

時に強烈な原理的道徳心が力を持つ。清教徒(ピューリタン)の力が強
かったアメリカにおいて、彼らの力が禁酒法を成立させたのだ。

何事もほどほどにという人間が圧倒的に多いはずなのに、極端に走る
人間を基準にして、それをもって“酒は悪”と認定し、酒を禁止して
取り締まるという。

我が身が、そんな時代に生きていたとしたらどうだろうか。御時勢と
諦めて休肝に精を出すのか、何とかしてアルコールを入手して呑んで
やろうと考えるか……とりあえずは“まじめ”なほうだと考えている
ので、素直に休肝の日々を送っていたかもしれない。

そんな世の中には、知恵者と呼ばれる人たちも存在していて、例えば
ぶどうジュースが入った木樽には「これこれこういうことをすると、
アルコール発酵するので注意が必要だ」といった内容の注意書が貼ら
れていたりして、暗にワインが作れるよと教えていたのだった。

そんな禁酒法が廃止されたのは、1933年のことだった。結局はザル法
で、かえって酒にまつわる犯罪が増加したのも廃止の要因だったので
ある。

追記:アメリカ南部ミシシッピ州では1907年に発布した禁酒法を維持
し続け、廃止されたのは1966年のことだった。

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