徨話§ベルリンとアルプス[11]バレエですが

[承前]

5月にプレミエ上演したばかりの『バランシン/フォーサイス/シー
ガル』と題された、いわゆる“トリプル・ビル(三部作)”を観たのは
ベルリン滞在も中日を過ぎた水曜日のこと。

かつては3つのオペラハウスそれぞれがバレエ団を抱えていたが、そ
れを統合してベルリン国立バレエ団とし、各劇場のレパートリーを踊
るというシステムになっている。
↓ピンクに塗られた外観・・・・・・[ウィキペディアより]
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というわけで、7年かけた再建工事が終わって2017年に再開した国立
歌劇場の初訪問はバレエ鑑賞に始まった。
↓プログラムと公演の詳細
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ええと……バランシンに始まって、もう少し三作の時代が移っていく
様子を目論むかと思っていたら、フォーサイスとシーガルがあまりに
似通ったパフォーマンスと見えてしまい、最後は退屈なまま終わって
しまったのだ。
↓トレイラーはこちら。最初にOvalが

つまり、新古典に始まってモダン、超モダンと提示してくれればよか
ったのに、2つ目と3つ目のどちらも電子音楽が使われ、何とも同時
代的ソリッドに過ぎて、凡人の眼には違いが判然とせずなのである。

加えて、この日の客層はあまりいいとは言えなかった。オペラよりは
ハードルが低いのではと考えた客が多かったようだが、そんな人間に
とって“妙ちくりんで意味不明”なモダン2本は楽しむような類では
なく、席を立って帰る客も目についた。

結局はバランシンの『テーマとバリエーション』だけが印象に残る結
果となってしまった。指揮をしたのは、懐かしのポウル・コネリー。
この人もバレエ指揮者としてはずいぶんと長いはずだ。

終演は22時前。こういう時にホテルが近いのは本当にありがたい。
                            [続く]

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