徨話§ベルリンとアルプス[13]ベルリンフィル

[承前]

一週間はあっという間、ベルリン滞在も最終日となってしまった。明
日は移動日で、ミュンヘンに飛び、レンタカーをピックアップして、
いつものアルプス端っこに向かう。

そんな最終日、ベルリンフィルの定期演奏会に行ってきた。プログラ
ムは以下のようなもの。2曲とも好物とは言えない、はっきり苦手な
作曲家の、しかも未聴の作品なのだ。きっぱり!ネルソンスとベルリ
ンフィルを聴くべくフィルハーモニー行ったようなものである。
↓ウィキペディアより拝借
Berlin_Philharmonie_asv2018-05_img2.jpg
指揮:アンドリス・ネルソンス
ピアノ:ダニイル・トリフォノフ
↓プログラムと詳細
img166.jpg
IMG_2635.jpg
スクリャービン:ピアノ協奏曲 fis-moll Op.20

[アンコール]
スクリャービン:エチュード

**********************休憩**********************

ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 g-moll Op.103 『1905年』

2011年にチャイコフスキー国際コンクールを制したトリフォノフは、
弱冠28歳の売り出し真っ最中で、フィルハーモニーのアーティスト・
イン・レジデンスにもなっている。

さて、スクリャービン……何曲か聴いた彼の作品の中では聴きやすい
ほうで、何となくラフマニノフを思わせるようなロマンチックな響き
がしていた。

ただ、ホールのアコースティックのゆえか、時折ピアノの音がオーケ
ストラにかき消されるようなところがあって、そういう曲であるのか
どうか。アンコールは同じくスクリャービンのエチュードから1曲。

休憩後、ショスタコーヴィチの交響曲も、親しんだフレーズの一つと
してないばかりか、楽章間が切れ目なく演奏されるので、気が休まる
こともなく“ここはどこ? わたしはだれ?”という言葉が頭の中を
へ巡るばかりの1時間余だった。
↓座った席は3階席のてっぺん……高みの見物だ
img168.jpg
最初に書いたとおり、相変わらずベルリンフィルはスーパー・オケで
あることだけが確認できた一夜だったのである。

音楽に集中できなかった理由がもう一つ……2列前のバカップルが、
演奏の最中でもお構いなしにいちゃいちゃしていて、それがいやでも
目に入ってしまうのだった。一列後ろにはどちらかの両親も座ってい
たというのに。
                            [続く]

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