週話§日曜諸相~N響の定期演奏会~
NHK交響楽団の定期会員だったことがある。大学時代2年間のこと
った。
何か思うことがあったのは間違いなく、とりあえず手っ取り早くN響
の会員になったのは、会場が巨大なNHKホールだったからである。
その頃はまだ――今も似たようなものだが――アコースティックが何
ちゃらなどとは考えもせず、当時はあちこちにあったプレイガイドで
適当に買ったら3階席だった。
その当時、オーケストラ曲など数えるほどしか知らなかったので、で
きるだけポピュラーそうな選曲がされたプログラムを買ったのだが、
シーズン最初の定期公演のプログラムはシューマンのピアノ協奏曲と
ブルックナーの第7交響曲だった。シューマンのピアノ独奏は内田光
子である。
シューマンはともかくも、初めて聴くブルックナーの交響曲はまるで
歯が立たず、聴き終わっても何の記憶もなかったのだ。
その後“席替え”をして2階席や1階席を移動しつつ、2年間は定期
会員を続けたが、就職が決まったところで、仕事との兼ね合いが難し
そうだとわかって定期会員をやめた。
定年退職して再開しようかとも考えたが、何となくぐずぐずと逡巡を
続けている。要するに面倒臭がっているのである。
《クラシックのトピックス一覧》
った。
何か思うことがあったのは間違いなく、とりあえず手っ取り早くN響
の会員になったのは、会場が巨大なNHKホールだったからである。
その頃はまだ――今も似たようなものだが――アコースティックが何
ちゃらなどとは考えもせず、当時はあちこちにあったプレイガイドで
適当に買ったら3階席だった。
その当時、オーケストラ曲など数えるほどしか知らなかったので、で
きるだけポピュラーそうな選曲がされたプログラムを買ったのだが、
シーズン最初の定期公演のプログラムはシューマンのピアノ協奏曲と
ブルックナーの第7交響曲だった。シューマンのピアノ独奏は内田光
子である。
シューマンはともかくも、初めて聴くブルックナーの交響曲はまるで
歯が立たず、聴き終わっても何の記憶もなかったのだ。
その後“席替え”をして2階席や1階席を移動しつつ、2年間は定期
会員を続けたが、就職が決まったところで、仕事との兼ね合いが難し
そうだとわかって定期会員をやめた。
定年退職して再開しようかとも考えたが、何となくぐずぐずと逡巡を
続けている。要するに面倒臭がっているのである。
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