愉話§呑藝春秋[63]ハイネケン雑感

[承前]

ラグビワールドカップ2019日本大会の“ワールドワイドパートナー”
の一つがオランダのビール醸造所ハイネケンである。それがゆえに、
スタジアム内で呑まされるビールはハイネケンだけである。
RWC_2019_Partner_Heineken.jpg
ひょっとしたら、一昨年オランダを旅行した時よりも、スタジアムで
呑むハイネケンのほうが多いような気がするのだが、まあ普通にうま
いビールだとは思う。

それはいいのだが、我々の初戦だったニュージーランド対南アフリカ
の試合でビールを買いに行った時は、ドリンクバーの売り子さんが、
まだまだ慣れていなかったのだ。

日本ライセンス生産のハイネケンには500mlのロング缶がなく、350ml
缶しかなかったので、350ml缶1本半525mlをプラカップに注いで売る
必要があった。なので律義にプラコップに表示されたラインまで正し
く注ぐ手間がかかってしまったのである……しかも1杯1000円。

こうしてオペレーションを自ら不便にするような商品しかないのなら
350ml缶をプラカップに注いで売ればいいだけの話ではないか。

こうしたことの一つ一つがスタジアムを訪れた観客に不便を強いてい
たのである。もちろん、ハイネケン自体には何の恨みもないけれど、
ワールドワイドパートナーのビールだけがスタジアム内で独占販売さ
れて、客に何の選択肢もないということに関しては大きな不満を抱い
ている……まあ、サッカーワールドカップ公式の“Bビール”よりは
ましではあるけれど。
                            [続く]

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