踏話§登りが苦手……なのに下りまで

山の登りが苦手だ。元々心臓が強いわけでないから、10分も歩かない
うちに脈拍が上がってしまう。だから、最近も無理せずに休み多めで
歩くことにしている。

その代わり、下りは強かった。そこそこだが身体のバランスがよかっ
たからかどうか、多少の悪路でもひょいひょいと下っていけたのだ。

それがある時……三十代後半だったと記憶しているが、会社員時代で
最後に行った尾瀬の帰りに三平峠からの下りで膝の靭帯を傷めてしま
ったのである。その後はしばらく山に行くこともなかったので忘れて
いたが、ちょっとした低山歩きした時の上り下りで古傷だったことを
思い出してしまった。

そんなわけで得意だった下りだが、登り以上に慎重にならざる得なく
なったのだ。膝への負担をかけないよう、サポーターを両足に装着す
る。そのおかげで、痛むことはなくなってくれた。ただし、脚の筋力
が落ちてしまったがゆえに、さっさと足を踏み出すことはできない。

かつては数歩先を見据えながら軽快に足を運んでいけたのだが、今は
無理せずに一歩一歩を確実に下ろしていくのである。
↓滑りやすい木道階段に続いて、ごつごつ石の下り
KEN00772.JPG
できるだけ膝には負担をかけないよう、腰は落としめに構えていく。
そんな慎重なフットワークすらできなくなってしまう日は、それほど
遠いことではないように思ってしまう今日この頃……

《尾瀬のトピックス一覧》

この記事へのコメント