房話§銀座伊東屋が建て替え

日曜日の歌舞伎座第一部が終わっても時刻は14時前。まだまだお散歩
タイムなので、ゆっくりと“銀ブラ”してみた。

同居人が、新聞のスクラップを収めるファイルが欲しいというので、
２丁目の伊東屋に向かった。いつもと変わらずに松屋銀座を過ぎて、
高級アクセサリーのブヴルガリじゃなくて“ブルガリ”の隣に赤いク
リップの目印を頼りに……あれ……ない。

目的の建物には工事用の覆いが掛けられて解体工事の案内が貼ってあ
り、仮店舗が近くにというお知らせもあったので、ブルガリの角を曲
がった路地の先に店を見つけ、目的のファイルを買うことができた。

伊東屋の品揃えが充実しているのは言うまでもないが、旧店舗の大き
な泣きどころとしては、９階建てなのに敷地が狭いためかエスカレー
ターがなく、エレベーターも常に混雑しているために、少なからぬ客
が階段での行き来をしているという状況だったのである。

３階４階くらいだったら階段を使うのを厭うわけではないが、これが
６階以上ともなると、店内を眺めつつ休み休み上がっていくというプ
ロセスが必要だったのだ。

伊東屋にしても、そういった不便さはわかっていたはずだから、新し
い店舗でそんな状況がどれほど改善されることだろうと期待する。

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