傾話§「こんなもんじゃなかった」と言う人

ニッコウキスゲが少なかった……残念な尾瀬の夏山旅だったが、それ
でも大江湿原では、まあまあそれなりの群落を楽しむことができた。

さすがに黄金色のじゅうたんを敷き詰めたようなとまではいかなかっ
たけれど、今回はそれで満足である。

ところが世の中には、そういうところに水を差す輩が必ず存在してい
るのだ。それは山小屋での夕食時のことで、尾瀬近くの地元同然から
頻繁に上山しているらしく、口を開けば自慢話になってしまうのだ。

話題はニッコウキスゲの少なさになって、そうすると口角泡を飛ばす
ように、黄金色のじゅうたんだった頃の尾瀬ヶ原の様子を得々として
語るのである。

まあ、人徳がなさそうだと感じるのは、話すべてが自慢に満ち満ちて
いて“自分一番”がちらちら見えることからもわかってしまうこと。

まあ……言いたい人には言わせておけばいいのだが、話せば話すほど
性格の悪さが滲み出てきて、そうなるとそそくさと食事を済ませて、
さっさと席を立つが吉!な気分になるのである。まさに自慢話はそこ
そこで、うまいこと羨ましがらせるテクニックが必要だと痛感した。

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