テーマ:日本語

麥話§びーる~“かれし”と同じ発音~

ネットを眺めていたら、なかなかに脱力しそうな話を読んだので、こ こにも書き留めておく。 特に若い世代を中心に、言葉のアクセントが平坦になる傾向があるの だが、その典型的なものが“彼氏”である。どこにもアクセントが強 調されることなく“か_れ_し_”と発音されるのだが、さていつ頃 からそんな発音がはびこるようになったものか……
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週話§土曜日乗~むしやしないとは?~

むしやしないは“虫養”と書くのだが、そういう言葉があることを、 つい最近になって知ったのだ。無視するわけではないぞ。 それで、この古い京言葉がどういう意味なのかというと、空腹を一時 的に抑えるということで、腹の虫に何か食わせてやることで養ってい るというのだ……虫を養うとは、おもしろい表現ではありませんか。 一時的に抑…
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悼話§まど・みちおさん(詩人)

詩人まど・みちおが、104歳という天寿を全うして天に召された。 ぞうさん、やぎさんゆうびん、一ねんせいになったら……あの歌も、 この歌も、みんなまど・みちおの手になるものだと、改めて瑞々しい 感性に驚かされる。 わかりやすく、そして何よりも親しみやすい彼の詩を眺めていると、 難解にして晦渋な文体の存在にどれほどの価値が…
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対話§大丈夫ですか?~・・・って何?~

最近、居酒屋であるとかショップなどで、少なからぬ若い店員が使う 言葉遣いに、いささかな違和感を覚えてしまうのである、それは…… 大丈夫ですか? ……あるいは大筋においては間違いとは言い切れないのかもしれない が気をつけて聞いてみると、これがけっこう使われているのである。 例えば、頻繁に取り皿を出してくれるサービスの…
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所話§小手指~こてゆびではないぞ~

先月東急東横線が副都心線とその先の西武池袋線&東武東上線と相互 乗り入れを開始したことで、行き先表示が13駅にもなるということを 聞いてびっくりしているところである。その中に難読駅名として…… 小手指 ……という西武池袋線の駅名が浮上した。個人的には、もちろん…… こてさし ……なる正解を知っているのだが、こ…
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閲話§校正恐るべし~後世ではにゃい~

ちょうど一年前に校正話を書いている。それから一年経ったところで 定期巡回しているブログで凍りつくような文章がアップされていたの で、敬意を表しつつ紹介しておく。そんな仕事に携わっている人だっ たら、誰でも経験することを簡潔に書き表したのが下の文章である。 ただし、例外的に自分で自分の誤りを瞬時に見つけることができるケースがあ…
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諧話§俳句と季語のこと

今さらながら当然のことだが、俳句には季語が入らないといけない。 それに厄介なことに、一句の中には季語を2つ入れてはいけないとい う約束事もある……季重なりというのだ。  基本的なルールはそんなものである。ところが巷には自由律俳句なる ものが存在していて、例えば尾崎放哉や種田山頭火といった人達が、 季語や五七五という制約から…
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彙話§定番というボキャブラリー

手元に岩波の広辞苑昭和44年5月発行第2版第1刷があるのだが…… 定番 ……という単語が存在していない。おそらくは長いこと、衣料業界や 小売業界の“業界用語”としてのみ存在していたのが、30年ほど前か ら人口に膾炙されるようになって一般化したのではと想像するのだ。 今さらながら『定番』とは、読んで字のごとく商品…
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紡話§日本語が管理されていなかった

人類にとって――いきなり大きく出てしまったが――言語という存在 は、人類として成立していく中で培われてきたもので、何者かが管理 して言葉をコントロールしてきたわけではないだろうと想像する。 範囲を日本に限定して考える時、言葉だけで文字を持たなかった我々 の先達は、大陸から漢字を受け容れたことで日本語の可能性を広げて くれた…
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僕話§拙稿と愚妻~本来の意味~

ネットをうろうろしていたら、拙稿と愚妻についての正しい意味なる ものを見つけたので簡単に要約しておこう。 まずもって主体は自分自身であるのだという前提で始まるということ なので、拙稿は拙い原稿ではなく“拙い自分が書いた原稿”なのだ。 そして愚妻である。これも拙稿と同じことで“愚である自分の妻”で あって“妻が愚”ではな…
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和話§カタログ・・・型録

カタログ(Catalog) という、そもそも英語の名詞が“型録”という漢 字熟語として見事にあてはまっているのを子供の頃に見て、日本語だ と思い込んだのは無理もないことだっただろう。 空耳ではないが、英語の単語が言葉の意味もそのまま平行移動して、 日本語の単語化する実例がどれほどあるものか、今すぐに具体例を挙 げられないこ…
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呟話§一言つぶやき~プッコ紙、え?~

いい加減に、トラックなどの横の文字は左書きに統一してほしいと、 そんなことを考えたのは車を運転していて隣を走る営業車の横に…… プ ッ コ 紙 ……と麗々しく書かれたのに“プッコ紙って何だよ!”と突っ込みを 入れつつ、停車時に落ち着いて眺めたら何のことはない“紙コップ” だということにやっと気がつき、この時代になっても…
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賢話§漢字変換の文字区切り

パソコンで文字を入力する時、みなさんはどれくらいの区切りで漢字 変換しているのだろうかと思うことがある。 それでは自分自身がどの程度の区切りで変換しているのかというと、 けっこう細かめに変換していることに気がつく。例えばこの一行…… けっこう|細かめに|変換している|ことに|気がつく|。 ……とやっていたのだ。これ…
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略話§単語登録したこと自体を忘れては

それほどマメというわけではないが、頻繁に使う熟語とか単語とかを 単語登録はしている。それこそ“と”で“東京都”が出てくるような 他愛のない登録ばかりである。 ところが、せっかく登録した単語を忘れていることが多くて、わざわ ざ打っては変換するという間抜けなことをしているようなのだ。それ で単語登録の辞書ツールを覗いてみると、…
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拘話§聴くと聞く 呑むと飲む 観ると見る

文字使いにこだわるのは最低限にとどめているつもりだが、そうでは あっても“これだけは”というのがいくつかある。 聴くと聞く 呑むと飲む 観ると見る については自分なりの使い分けをしているつもりだ。 まずは聴くと聞くである。自分の中では、音楽については“聴く”を 使い、それ以外の会話であるとか物音などは一…
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旗話§・・・フラグが立つって意味が

タイトルの通りで、これまで“フラグが立つ”という表現を使ったこ とが一度もない。 いつもそうだが、流行り言葉の類を使い始めるのが遅かったり、手を 出さなかったりという性質なこともあって、そういった新語の類の意 味するところも掴みかねるという塩梅なのである。 というところで“フラグが立つ”だが、ある事象が自分の中で確定し…
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旨話§普通にうまい・・・とは?

取材相手の“普通にうまい”という言葉遣いに「それはどういう意味 だ?」と戸惑って聞き返した新聞記者がいたという話を聞いた。 新聞記者のような職業にある人間としては“正しい日本語”とでもい えばいいようなものが前提として存在しているから、普通にという単 語とうまいという単語が結合した言葉を素直に受け容れるというわけ にはいか…
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愚話§政治家はなぜ失言を繰り返すか

学歴もそれなりにある、仕事の経歴も申し分ない。にもかかわらず、 政治家はなぜ失言や暴言を繰り返すのか……。 今に始まったことではない。もう何十年も似たような“更迭への道” を目の当たりにし続けているのだ。政治家という種族の中には、かく も口の軽い人間が大量にまじっているのかと、あるいはそもそも政治 家がそういう種族であるの…
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字話§タイプミスで変換された文字など

キーボードを打つ時、ブラインドタッチこそできないが画面と交互に 眺めながらにしても、そこそこのテンポで打ち込めるようにはなって きている。 ところが、手癖というか頻繁に打ち間違える文字がある。例えば…… ありがとうございます が ありがとうごじあます になってしまうのだ。これは右手と左手のタイプするタイ…
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辞話§昨今言葉事情“何これ!”って?

最近のテレビを見ていたら、若いタレントが叫ぶ“何これ!”という 間投詞みたいなものに、同居人が不快だと言っていた。 そう思って見ると、何人かが“何これ!”を連発していて、あまり気 持ちのいいものではないと同意したのである。 言葉というものは生き物と同じで、常に変容していって固定化などす るわけがないことは十分に承知して…
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呑話§酒の日本語~おつもり こなから~

以前“こなから”という言葉について書いた。・・・二合では物足り ないが三合では多いという時の“二合半”のことを、こなからと呼ぶ のだというようなことである。ついこの間聞いたばかりの言葉に…… おつもり ……というのがあった。あるいは前にも聞いたことがあったのだろう が、別段注意することもなく右の耳から左の耳へと抜けてい…
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敷話§デンシンボウ???

五十数年生きていて“デンシンボウ”という言葉を知ったのは、つい 先週のことである…… 電信棒 ……なのだそうで、要するに電柱とか電信柱とかを、岐阜あたりでは そう呼んでいるとのことである。岐阜県に赴任して日の浅い裁判官が “それは何のこと?”と問いただしたのも無理はないだろう。 以前、我が田舎では“じゃんけんぽん…
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羞話§台北落穂拾い~はにかむ若者~

台湾の若者は“はにかむ”のである。日本の若者が40年以上前に持っ ていたと思われるような表情で、はにかんだ微笑を見せるのだ。 最初にはにかんだのは、到着初日の誠品旗艦店地下茶店の小姐。片言 の日本語が話せるおかげでスムーズに注文ができた。こちらがにっこ り笑って“ありがとう”と言うと、うつむきがちにはにかんだのだっ た。 …
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華話§台北悠遊[36]桃園から成田へ<上>

[承前] 定刻から少し遅れの9時ちょっと過ぎに桃園空港を離陸した全日空機 は、名残りに台湾島北部の風景を見下ろしつつ上昇を続けた。 アップグレードされたビジネスシートはもちろん快適である。これが 欧州行きだったらいいのになあなどと考えてしまう。それでまあ機内 サービスが始まったのだが、これが“下にも置かぬ”おもてなしな…
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敬話§○○○サン、コンニチハ!

夏休みで滞在する場所だが、このところほぼ似たようなものである。 その似たような場所で、なぜか日本語の“さん”づけが増えている。 もちろん他愛なく遊んでいるようなものだが、それこそ爪の先くらい でしかないような日本語を使って話しかけてくる人が目につくように もなってきている。そうでなくても“お辞儀”をしてくる人の多いこ とに…
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決話§じゃんけんぽん・・・掛け声様々

アホ馬鹿言語圏ではないが“じゃんけん”の掛け声が地域で異なって いるのは、我が北関東の一限定小地域でのじゃんけんの掛け声が…… おっちゃっち! ……という出処不明な言葉からも推測できる。いったい“おっちゃっ ち”って何だよぅ?! と思うのだ。それよりも、その頃の我々にとっ てみれば“おっちゃっち”以外の用語があるなどと…
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探話§小学生と国語辞典

調べた言葉に付箋をはる“辞書引き学習”という学習法のおかげで、 辞書の需要が上向いているらしい。 インターネットの便利さや電子辞書などとは別な意味で、自分でペー ジを繰っていって事柄を調べるという作業が無駄になるはずはないだ ろうというのが、ネット以前の人類の発想である。 そういえばと思い出すのは、小学校の高学年の頃か…
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喋話§か行一段活用???

生まれ育った田舎だが、もちろん特有の方言はあるにしても基本的に 関東弁のエリアに属している。その中にあって実に特異な動詞の変化 がひとつだけある。 勝手に“か行一段活用”と読んでしまうが、要するに…… 来る の活用が キない キます キる キる時 キれば と“き”だけで何の変化もない。いわゆる標準語にお…
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筆話§続・便箋で手紙を書くこと

[承前] お二方からいただいた前編へのコメントは、どちらも“ワープロで下 書き”という趣旨のものだったが、ここまでワープロが普及した時代 だから決して珍しい光景ではないのだろうと思った。 それで、件の手紙を書く時もワープロで下書きを試している。それで 少しでもきちんとまとまった手紙にできるのではと思い、ワープロで 打…
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