テーマ:モーツァルト

闘話§フィガロは戦う・・・

『フィガロの結婚』である。中には甘くロマンチックなラブソングも あるが、それより何より“対立”を増幅するような歌と音楽に満ち満 ちているとは思わないか? フィガロ「せっかく苦心惨憺してロジーナと結婚させてやったのに、 俺のスザンナの初夜権を主張するなんざ、ふざけた殿様だぜ!」てな 感じで、序曲が終わって早々に宣戦布告をする…
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存話§ベートーヴェンの年齢を・・・

どうやらベートーヴェンよりは何か月か長生きしたようである。それ で気がついたら、マーラーやチャイコフスキーよりもとっくに長生き だったという……。 それで、次の目標となる作曲家を探したのだが、なかなか見つからず で、ようやくエリック・サティが59歳で没しているのに気がついた。 とりあえずの目標ということで、ひとつよろしくお…
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共話§待降節独墺旅[21]ドレスデン(四)

[承前] ようやく念願のゼンパーオパーに行くことができた。演目は『魔笛』 で、到着初日にチケット売場に行ったら陰険な係の女性がチケットは 売り切れていると“けんもほろろ”の応対に、埒が開かないと見て、 ホテルのフロントに頼んでみたらあっさりと請合ってくれた。ただし 当日にならないと取れるかどうかはわからぬと言う。まあ、まか…
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鍵話§内田光子&モーツァルトの協奏曲

去年とまったく同じ時期以来のサントリーホール訪問となった日曜の 夜、内田光子の弾き振りでモーツァルトのピアノ協奏曲を2曲聴いた である。オーケストラはクリーブランド管弦楽団。 一曲目、Kv.138の弦楽ディヴェルティメントが演奏された。チェロ以 外は立っての演奏で、協奏曲では全員着席しての演奏である。モーツ ァルト若書きの…
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週話§日曜悠々~サントリーホール~

クラシックのコンサートに出かける比率が減ったのは歌舞伎を見始め るようになってからだが、それ以前でもサントリーホールに出かける のは年に数回とかもなかったのだ。 今年もようやく第一回目にして最後となるサントリーホール訪問の日 がやってきた。記憶をたどると、一年前のこの週にサントリーでヤン ソンス指揮のバイエルン放送響を聴い…
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楽話§アンスネス&ノルウェー室内管

深夜には強風が吹き荒れた日曜、明ければ交通機関に乱れが生じてい た。念のためと少し早めに家を出て、昼食を済ませオペラシティへ。 レイフ・オヴェ・アンスネスとノルウェー室内管弦楽団である。 モーツァルト:交響曲第35番『ハフナー』 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 Kv.488 《休憩》 グリーグ:ホルベ…
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呟話§一言つぶやき~バッソンでしょ~

リリー・クラウスがピアノを弾いて、モーツァルトのピアノと管楽器 のための五重奏曲(変ホ長調 Kv.452)の管楽器メンバーは、これまた 懐かしい30年以上前のフランスの管楽器奏者が吹いているのだが…… ポール・オンニュ(ファゴット)とあって、いくらなんでもそれは…… バッソン ……だと思うのだが・・・。 《つ…
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翁話§カール・ベームのモーツァルト

このブログを始めた頃には、カール・ベーム没後四半世紀なる文章を 書いたが、来年は早くも没後30年となる。 我が家にFMからエアチェックした晩年のカール・ベーム指揮による モーツァルトの交響曲39番、40番、41番の録音が2種類ある。 一つはウィーンフィル(1979年8月7日)と、もう一つはベルリンフィ ル(1976年9…
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才話§モーツァルト 弦楽四重奏曲第14番

14番(ト長調 Kv.387)である。ハイドンセットを買ったのは『狩』が 聴きたかったからという単純な理由からだが、聴いてみればハイドン セットの中でも一二を争うおもしろさである。 なぜかといえばモーツァルト自身が“遊んで”いるからであるのだ。 くどいところなどの欠片もなく、ある意味ほにゃららと鼻唄まじりで 五線紙と戯れて…
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才話§モーツァルト 弦楽四重奏曲第15番

ハイドン・セット唯一の短調である。初期にもう一曲だけ短調の曲が あるくらい。 ではあるが、この15番(ニ短調 Kv.421)もまたモーツァルトの短調の 表情を余すところなく聴かせてくれる。この曲を初めて聴いたのは、 スメタナ弦楽四重奏団のコンサート。アンコールでメヌエット楽章が 演奏されて腰が抜けるほどびっくりした。 …
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呟話§一言つぶやき~551蓬莱~

551蓬莱という“豚まん屋”があるが“551”という数字は…… モーツァルトの交響曲第41番“ジュピター”のケッヘル番号に由来す るということらしいが本当だろうか……。 《つぶやきのトピックス一覧》
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才話§モーツァルト 弦楽四重奏曲第20番

モーツァルトの弦楽四重奏曲第20番(ニ長調 Kv.499)は献呈した人物 から『ホフマイスター』と呼ばれている。モーツァルトが書いた20曲 余りの弦楽四重奏曲の中では第一に挙げたい一曲である。 多くの人がそうであるように、モーツァルトの弦楽四重奏曲へのアプ ローチはハイドン・セットの6曲からである。中でも14番、15番と、 …
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悼話§A・デ・ラローチャさん(ピアニスト)

アリシア・デ・ラローチャが死去した。86歳だった。 一度だけ彼女の実演を聴いている。オルフェウス室内管弦楽団との共 演で、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番(A-Dur、Kv488)である。 何の力みも感じさせずに鍵盤の上を滑らかに指を走らせながら、紡ぎ 奏でられる彼女のピアノの音色の美しさとチャーミングな音楽にひた …
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龍話§普通の才能の人間が

芥川也寸志が書いた岩波新書の一節に、モーツァルトをさして…… 天才が凡作を書くことはあり得ても 凡人が傑作を書くことはあり得ない ……という言葉があって、あまりにも印象的だったものだからずっと 覚えているのだ。 そのまさに星の屑ほども存在する“凡人”の一人としては、この言葉 に対して居直るような気持ちなどさら…
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顕話§ミュンヘン一週間[14]魔笛

[承前] 国立歌劇場通いも3回目となって『魔笛』である。1982年の時には、 貸切公演ということで観ることができなかった『魔笛』だが、いわば リベンジとでも言えるか。 それで、この時の公演についてはここで書いているので改めては書か ない。ただ、その時に書き漏らした事を一点思い出したので追加して おく。 タミーノ…
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顕話§ミュンヘン一週間[8]女はみんな~

[承前] ミュンヘンのオペラハウスに行くのは5年ぶりのことだった。我々の 初日は『コシ・ファン・トゥッテ』である。指揮は朝見かけたばかり のヴォルフガンク・サヴァリッシュ。 実は、この旅行に合わせてタキシードを誂えたのだった。それでこの 日が着初めということなのである。三々五々観客が集まってきた様子 を見ると“フェス…
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維話§初めてのウィーン[21]名残のフィガロ

[承前] フランクフルトの駅前ホテルにチェックインしたところで、演奏会か 何かやっていないかと尋ねると、フロントマンがオペラの予定表を見 せてくれた。それでこの日の公演をと眺めると、何とタイミングのい いことに『フィガロの結婚』なのである。 当日売りがあればよいがと思いながら、10分ほどの道のりを市立劇場 まで行った…
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若話§ミュンヘンで観た『魔笛』H.プライ

1987年7月のミュンヘン・オペラフェスティバルで『魔笛』を観た。 指揮はサヴァリッシュ、エファーディングの演出、美術はユルゲン・ ローゼという20年前の堅実な舞台である。ただでさえ筋がぶっ飛んで 奇矯なオペラなので演出まで引きずられる必要などはなく、真っ当に 手順を踏んでくれさえすれば安心して楽しめるのだ。 パパゲー…
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愉話§コシ・ファン・トゥッテ~ムーティ~

土曜日のウィーン国立歌劇場日本公演『コシ・ファン・トゥッテ』に 行ってきた。バイロイトで『パルジファル』を観て、その次のオペラ がムーティ指揮のウィーン国立歌劇場というぜいたく……。 フィオルディリージ:バルバラ・フリットリ ドラベッラ:アンゲリカ・キルヒシュラーガー グリエルモ:イルデブランド・ダルカンジェロ フェラン…
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維話§ブーレーズ~内田~テツラフ~・・・

珍しくCDの新盤を買った。 ピエール・ブーレーズがアンサンブル・アンテルコンタンポラン―― 同居人曰く“あんた これ あんぽんたん”――に内田光子のピアノと クリツティアン・テツラフのヴァイオリンをフィーチャーして録音し たベルクのピアノ、ヴァイオリンと13の管楽器のための室内協奏曲な る録音と、それに加えて――なぜか――…
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愉話§モーツァルト~交響曲第29番~

39番から41番まで、いわゆるモーツァルト最後の交響曲集が重いなと 感じた時には、29番がぴたりとはまることがしばしばである。 跳ねて浮き立つような開始の音型……ベートーヴェンが歯ぎしりして くやしがっている表情を想像してしまうが、ベートーヴェンはもちろ ん、ハイドンにもこんな音楽は書けなかったかもしれない。 実演を聴…
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替話§長い~コシ・ファン・トゥッテ~長い

この秋のウィーン国立歌劇場日本公演は、これだけは!と思っている 『コシ・ファン・トゥッテ』を辛うじて押さえることができた。 日本でムーティがモーツァルトのオペラを振るという機会など、そう 何度もあるわけではないので、オペラ好きの多くがこの演目に集中し たのは間違いのないところ。 というチケット争奪戦話とは別に、いつ観て…
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笛話§フルートでこんな曲を吹いていた[Ⅵ]

[承前] モーツァルトのフルート協奏曲は、ト長調の1番よりはニ長調の2番 のほうが好きで、けっこう一生懸命に練習した記憶がある。 好きなのは圧倒的に第三楽章で、ではあるが小回りの利きがよ過ぎて どうしてもあの楽章を軽やかに吹けるようにはならなかったのが、か なりくやしい。 初めて買った録音は、カラヤンが指揮したベ…
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駆話§モーツァルト“ジュピター”交響曲

交響曲第41番の第4楽章……ドーレーファーミーと、ハ長調の単純な フーガの主題が弦楽器によって奏でられると、素朴かつ根源的に胸が ときめいてくる。 大げさに言えば“宇宙的安定”につながっていくかのような気持ちに なるのだ。単純な4つの音が、気がついたら十重二十重の音の奔流と なって、手のつけようがないカオスが眼前に展開して…
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笛話§フルートでこんな曲を吹いていた[Ⅴ]

[承前] モーツァルトが4曲のフルートと弦楽のための四重奏曲を作ってくれ なかったら、フルーティストのレパートリーは格段に狭いものになっ ていたような気がする。 吹けたらいいなあと思っていたのは当たり前だが1番のニ長調だが、 もちろん挫折。速いテンポの部分で、シングル・タンギングだけでは 対応できず、だからといってダ…
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鍵話§モーツァルト『ピアノ協奏曲第23番』

モーツァルト後期のピアノ協奏曲の中では最も好きな一曲である。 イ長調という調性のゆえ――などと生意気を言ってみる――か、少し 粘り気のある明るさを持っていて、それはたぶん、特に2楽章で活躍 するA管クラリネットに負うところが大きいからではないだろうか。 イ長調だと聴くと、言われてみればクラリネット協奏曲や五重奏曲な どと似…
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寵話§映画『アマデウス』再見

先週の土曜日に、ディレクターズ・カット版の『アマデウス』が放送 された。3時間超の作品だったが、最初の1時間だけ観た。 本当にピーター・シェーファーの原作は見事に書かれていて、だから 『アマデウス』を観た人の中には“モーツァルトの臨終の場にサリエ リが立ち会っていて、しかも瀕死のモーツァルトが書いているレクィ エムの手助け…
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汗話§初めての『ドン・ジョヴァンニ』嗚呼

『ドン・ジョヴァンニ』の実演を観たのは今回で6回目くらい。モー ツァルトの主要オペラの中でも少ない回数である。もっと少ないのは 『後宮からの逃走』で2回だけ。 初めて観たのは1983年、日生劇場開場20周年記念のモーツァルト四大 オペラ連続上演公演の一環の時だった。初めてというものは、とかく そんなものだったりするのだろう…
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歌話§『ドン・ジョヴァンニ』ベルリン国立歌劇場

モーツァルトのオペラを観るのはいつ以来だろうかというくらい、本 当に久々のような気がする。先週土曜日は最終上演だった。 前述したように、いつもの開演に先立つアナウンスが長々と続き、客 席もやれやれという雰囲気を和らげるかのように、アナウンスの終わ りに続いてチェンバロが“♪チャン、チャン♪”とやったものだから 会場内の空気…
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