テーマ:伝統芸能

纒話§書きもらした歌舞伎三本

パソコンが不具合を起こしている間に出かけた歌舞伎は3回である。 一気にまとめて簡単に書いてしまおうと思う。 3月19日……三月大歌舞伎夜の部。今月も、主役は仁左衛門と玉三郎 だった。2演目が二人の共演で『於染久松色読販』と『神田祭』を。 そして最後に玉三郎演出の『滝の白糸』というもの。 『於染久松色読販(おそめひさ…
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続話§歌舞伎ひと月二十五日

歌舞伎座の歌舞伎興行の基本は、月25日間で昼の部と夜の部の2回上 演というもの。初日が開くのは1日、2日、3日のどれか。8月の納 涼歌舞伎は三部制公演で、初日が開くのは少し遅くなる。 25日間を休みなく、毎日同じ演目が上演される。歌舞伎座の総座席数 は1964(幕見席含む)席。大雑把な計算だが、仮に全日満員として計算 する…
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板話§三月大歌舞伎夜の部~仁左玉最強~

月曜日に夜の部を観てきた。三本立てで仁左衛門と玉三郎『於染久松 色読販』と『神田祭』が、最後に『滝の白糸』である。 一番に楽しめたのは『於染久松』で、45分ほどの芝居の中に、仁左衛 門の悪の凄みとそれにぴたりと合わせる玉三郎、二人の芝居の到達点 を見たような気がした。 筋自体は他愛のないゆすりかたりで、最後は悪事が…
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青話§菊之助の髪結新三~国立劇場~

12時開演の国立劇場歌舞伎公演を観てきた。鴈治郎が桃井若狭之助を 務める『増補忠臣蔵―本蔵下屋敷―』と、菊之助が新三を務める『梅 雨小袖昔八丈―髪結新三―』の二本立て。 『増補忠臣蔵』とは聞き慣れない狂言だが、東京で上演されるのは、 65年ぶり。直近の上演も1999年の大阪松竹座までたどることになる。 忠臣蔵のバッ…
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鰹話§今日は国立劇場で菊之助の髪結新三

本日正午開演――昼飯はどうするんだよぉ!――の国立劇場で『増補 忠臣蔵―本蔵下屋敷―』と『梅雨小袖昔八丈―髪結新三―』を観る。 菊之助初役の新三がどんなものか見ておきたいのだ。女形からスター トした菊之助だが、いずれは父の名跡を八代目として継ぐことになる わけで“兼ねる役者”と言われる菊五郎としては、立役も務めなくて …
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隼話§梅笑會~中村芝のぶと市川笑野~

一昨日の昼、中村芝のぶと市川笑野による歌舞伎舞踊の梅笑會を観て きた。 一、長唄『男舞』市川笑野 二、長唄『藤娘』中村芝のぶ 三、義太夫『道行恋苧環』   お三輪:中村芝のぶ   橘姫:市川笑野   求女:市川猿之助 それぞれ休憩を挟んでちょうど2時間は疲れることもなく、ちょうど いい長さ。 …
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蕩話§二月大歌舞伎夜の部~仁左玉七段目~

二月大歌舞伎も引き続き高麗屋三代襲名披露興行である。今月も夜の 部のみの観劇となった。しかも初日観劇というのは、過去にあったか どうか。 一本目『熊谷陣屋』は新・幸四郎以外はベテランで固めての舞台…… 魁春の相模、雀右衛門の藤の方、菊五郎の義経、左團次の弥陀六であ る。 幸四郎の最初は、口跡が定まらずどうなること…
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麗話§壽初春大歌舞伎夜の部~勧進帳~

先週木曜日に夜の部を観てきた。 幹部役者22人による襲名披露口上の後の『勧進帳』がすばらしい出来 だった。たぶんこれまでに、10回を超える『勧進帳』を観たと思うが これほどに緊張感が緩まなかった上演はなかったんじゃないかと…… 記憶をたどっても見当たらない。 まずもって吉右衛門の第一声から客席が静まり返る。一点…
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麗話§今日は壽初春大歌舞伎夜の部へ

今日は高麗屋襲名披露興行夜の部に行ってくる。 初日『勧進帳』の様子はテレビで見ることができたが、新・幸四郎に はまだまだ余裕がないと感じた。初日から2週間以上が過ぎたので、 ずいぶんと変わっているのではないかと期待したい。 義経は12歳の新・染五郎。一番の楽しみは、吉右衛門の富樫である。 この先に吉右衛門の富樫を見…
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奮話§浅草歌舞伎第二部~種之助の三番叟~

というわけで平日水曜日の観劇。平日でも浅草界隈は外国人観光客で 大賑わいである。そして浅草公会堂の客席も、空席はちらほらとしか 見かけず、上々の入りと見えたのである。 何とも不器用な歌昇の年始挨拶に始まり、一本目のいかにも正月らし い『操り三番叟』では、種之助の踊りに感心させられた。股間の柔ら かさは踊り上手の証拠と思…
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観話§吉例浅草歌舞伎第二部~引窓~

演目と配役を眺めて、今年は第二部と決めた。さすがに第一部の真山 物『元禄忠臣蔵』は若手には手ごわすぎるだろうし、観ている側にと ってもきついものがあるだろう。 というわけで、第二部のメイン『双蝶々曲輪日記』の“引窓”だった ら、勢いで何とかなりそうではないかと勝手に思い込んでの選択とな った。 もとより、大歌舞伎…
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麗話§壽初春大歌舞伎昼の部~高麗屋~

というわけで、早々と昼の部を観てきた。 それにしても、高麗屋三代の襲名を観るのは1981年10月以来だから、 実に37年が経過してのことである。その間に三代同時襲名あったのか わからないが、これに関しては高麗屋の快挙と言えるだろう。 その時は幕見席で口上だけを観たので、高麗屋の披露狂言を観るのは 初めてである。 …
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麗話§本日歌舞伎座初芝居

定年退職してこのかた、チケットが取りやすい平日に歌舞伎見物でき るようになったのはありがたいが、昼の部を観るために、最寄駅から 通勤時間帯最後あたりにしても混雑した電車に乗るのは、少し辛い。 というわけで、混雑が少なそうな正月4日の歌舞伎座である。何度も 書いているように今月と2月の歌舞伎座は、二代目白鸚、十代目幸四 …
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駱話§らくだ~十二月大歌舞伎第二部~

というわけで、12月も半ば近い平日の午後に十二月大歌舞伎第二部を 観てきた。さすがの集客力を誇る歌舞伎座も年の瀬平日は空席が目に 立ったのはしかたがないか。 おめあては一本目の『らくだ』で、先年観たのは江戸落語を元にして いたが、今回は上方落語をベースにした舞台。 まずは中車の紙屑屋久六が秀逸。気弱なキャラクターが…
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板話§十二月大歌舞伎第二部~らくだ~

今日の午後は今年の娯楽納めで、十二月大歌舞伎第二部を観てくる。 メインは松緑の『蘭平物狂』だが、中車が紙屑屋久六、愛之助がやた けたの熊五郎という上方落語のほうをベースにした『らくだ』が出る ので、ちょっと楽しみなのだ。 しかも!死人らくだの宇之助を“演じる”のは、勘三郎と三津五郎の 『らくだ』でも演じた片岡亀蔵と…
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偲話§中村勘三郎~五年経っても~

八十代で亡くなった富十郎や先代芝翫、九十代だった先代雀右衛門に 比べれば、勘三郎も團十郎も三津五郎も十分に舞台に生きたとは言え ないと思う。 というわけで今日は、十八代目勘三郎の命日である。2012年に亡くな ったので丸5年が過ぎた。ことあるごとに、60歳を目前に力尽きた一 歳年下の歌舞伎役者を思い出すのである。 2…
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琵話§吉例顔見世大歌舞伎昼の部~直侍~

吉例顔見世大歌舞伎昼の部に行ってきた。本水を使った『鯉つかみ』 に始まり、吉右衛門と雀右衛門の『奥州安達原』と、最後に菊五郎の 『雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)』の三本である。 歌舞伎座通いが始まって15年、おおよその演目は観たと思っているが 当月の三本は未見で、ましてや“直侍”を観ていないのは意外で、何 …
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秋話§本日吉例顔見世大歌舞伎昼の部

今日は、十一月吉例顔見世大歌舞伎昼の部を観てくる。 歌舞伎見物もようよう15年を超えてきたが、昼の部最後の演目『雪暮 夜入谷畦道』の“直侍”を観るのは今回が初めて……なかなかタイミ ングが合わず、ひょっとしたら観る機会がないままに、などとすら思 っていたが何とか菊五郎の直次郎に間に合った。 一本目は染五郎の『鯉つか…
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印話§十月大歌舞伎『マハーバーラタ戦記』

というわけで、芸術祭十月大歌舞伎昼の部『マハーバーラタ戦記』を 観てきた。 序幕、幕開きは重々しくゆっくりである。これは記憶があるぞと見て いたら、舞台に並んだ金色の神々は全員うつむいていて『仮名手本忠 臣蔵』大序そのままの“人形振り”である。 ↓序幕の舞台(歌舞伎座HPより) さて、太陽神(左團次)と帝釈天…
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印話§今日は十月大歌舞伎昼の部

というわけで今日は“菊之助プロデュース”による、インドの古代叙 事詩を歌舞伎化した『マハーバーラタ戦記』を観てくるのだが……。 それにしても登場人物が多い。そこに台詞をあてがっていくわけだか ら、脚本を書くのも一苦労だろう。おまけに二役務める役者もいて、 稽古の最初は、何が何やら状態だったのではなかろうかと推察する。 …
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秋話§秀山祭九月大歌舞伎~逆櫓~夜の部

日曜日に秀山祭九月大歌舞伎を観てきたので簡単に感想を書き記す。 すっきりとした2本立てで『ひらかな盛衰記』から“逆櫓”と『再桜 遇清水(さいかいざくらみそめのきよみず)』“桜にまよふ破戒清玄” という出し物。 逆櫓は数年前に一度観ているが、何だかごちゃごちゃしていた芝居で 記憶に残っているものが少ない……筋を頭に入…
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週話§日曜片々~秀山祭九月大歌舞伎~

今月は10年目を迎える恒例の秀山祭だが、今回は夜の部だけを観る。 言うまでもなくおめあては『ひらかな盛衰記』“逆櫓”で、吉右衛門 の船頭松右衛門実は樋口次郎兼光である。これまでに1回か2回は観 ているはずだが、どうにも筋がつかめないまま過ぎてしまったので、 今回で何とかしたいものだ。 もう一本は『再桜遇清水(さいか…
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愉話§納涼歌舞伎~第一部、第二部、第三部~

というわけで、先週は納涼歌舞伎週間であった。火曜日に第一部、第 二部を続けて、木曜日に第三部を観てきた。以下簡単にまとめおく。 【第一部】 『刺青奇偶(いれずみちょうはん)』は中車の半太郎、七之助のお仲、 それに染五郎の鮫の政五郎である。2008年に勘三郎、玉三郎、仁左衛 門で観ていたが完全に筋を取り違えていた……頼り…
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愉話§納涼歌舞伎~昨日と今日~歌舞伎座

納涼歌舞伎週間である。 昨日、第一部と第二部を連続して観たが、明日は第三部を観るのだ。 納涼を3回とも観るのは久々のような気がする。いつもは三部あるう ちの一つか二つを観ておしまいだが、今年は何となく気合いが入って 全部観ることにしたのである。 感想は週明けに一部から三部をまとめてエントリーアップする予定。 …
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未話§菊之助の一條大蔵卿~国立劇場~

先週火曜日、国立劇場で行われている歌舞伎鑑賞教室『一條大蔵譚』 を観てきた。鑑賞教室と銘打たれているので、客席は団体鑑賞の高校 生で溢れかえって、場内の気温も3度くらい高かったのではないか。 一條大蔵卿長成:尾上菊之助 常盤御前:中村梅枝 鬼次郎女房お京:尾上右近 吉岡鬼次郎:坂東彦三郎 鳴瀬:尾上菊三呂 八剱勘…
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週話§日曜片々~納涼歌舞伎発売日~

今日、10時から八月納涼歌舞伎の発売が始まる。優先発売に該当する 会員なので、一般発売よりは何日か先行して買えるのはありがたい。 変わらずの三部構成で、演目は上の通り。今年は一通り行ってみよう と考えているが、特に第三部の野田版『桜の森の満開の下』である。 夢の遊民社による『贋作・桜の森の満開の下』も観たことがないの…
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挽話§團菊祭五月大歌舞伎夜の部

先々週の昼の部に引き続き、團菊祭五月大歌舞伎夜の部を観てきた。 八代目坂東彦三郎が初代楽善に、長男の五代目亀三郎が九代目彦三郎 を、次男の初代亀寿が三代目亀蔵、五代目亀三郎の息子が六代目亀三 郎を、それぞれ襲名。 壽曽我対面……一家総出である。新彦三郎が五郎、弟亀蔵が近江小藤 太、父楽善が小林朝比奈、そして彦三郎の…
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挽話§今日は團菊祭五月大歌舞伎夜の部

連休明けに観た昼の部に続いて、今日は夜の部を観てくる。 まずは初代坂東楽善、九代目坂東彦三郎、三代坂東亀蔵、六代目坂東 亀三郎の襲名披露狂言として『壽曽我対面』の劇中で披露口上が行わ れる。 次は『伽羅先代萩』は菊之助が2008年以来の乳人政岡を務めるのが楽 しみ。相変わらず役に“成り切れない”海老蔵の仁木弾正だが…
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手話§五月大歌舞伎昼の部~彦三郎襲名~

五月大歌舞伎は恒例の團菊祭で、何とも賑やかな興行になっている。 七世尾上梅幸の二十三回忌、十七世市村羽左衛門の十七回忌に加え、 八代目坂東彦三郎が初代楽善に、長男の五代目亀三郎が九代目彦三郎 を、次男の初代亀寿が三代目亀蔵、五代目亀三郎の息子が六代目亀三 郎を、それぞれ襲名するのだ。下は御贔屓より贈られた祝幕。 と…
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御話§四月大歌舞伎夜の部~吉右衛門~

四月大歌舞伎夜の部を観てきた……16時30分開演、20時30分終演と、 ちょうど4時間の見ごたえある舞台。 おめあてはもちろん、吉右衛門が浮世又平を務める『傾城反魂香』の 一幕。これが、脇を固める役者との見事なアンサンブルを堪能した。 まずは吉右衛門の又平。花道の出から、すっと力が抜けてどこにも無 理のない舞台は、…
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